片付けが出来ないADHDの人の話し。閲覧注意かも

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こんにちは、元汚部屋住人アガタです。

今の世の中「発達障害」や「学習障害」が昔と比べ世の中に広く知られてきました。

その「発達障害」の一つとして知られている「ADHD」の人の多くは片付けが出来ないという話しを聞いたことがありませんか?

自分の周りにそういう人が居ないと「ふーん、そうなんだーよく分からないけど大変だねぇ」

くらいにしか思わないと思います。

以前のアガタ自身もどのような状態なのかは詳しくは知りませんでした。

しかし実際にADHDと判明した人と接してきた中で、どれだけ大変な状態なのかを本日はお話ししたいと思います。

 

※記事を書くにあたっての許可は取っています

写真は掲載していませんが、少々閲覧注意かもしれません。

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ADHDだった親族

親族のAは二人の子持ちでシングルマザー、子供の頃から片付けは苦手。

結婚時代は物が多く狭くなったアパートから比較的広いマンションに引っ越し、

その後旦那と別れた際に旦那が出ていく形となり、Aはその広いマンションに残ることとなる。

その後、元旦那の部屋が長子の子ども部屋となり結婚時より広々と暮らせるはずだった・・・が、

綺麗好きだった元旦那が居なくなったAの家はどんどん荒れていった。

元々荒れてはいたが、更にひどくなる一方。

見かねたAの母親に片付けに成功したアガタなら・・・と助けを求められる。

なんでも母親から言うと逆切れをするそうで・・・身内のアガタなら大丈夫だろうとの考えだった。

そしてとある年のシルバーウィーク、アガタの休みを全て使って片付けの手伝いとアドバイスをした。

本来ならば自分だけの力で全て片付けられるようにならなければ継続は出来ないし意味が無いのだが、休みの間に終わる気がしないのと、身内という事で少しばかり甘やかしてしまった。

連休の間に一通り片付けを終え、「絶対に今後余計な物を増やさない事!綺麗な部屋を維持すること!」と念を押してアガタは帰宅した。

しかしその後、更にAの家は荒れて行った。

相変わらず余計な物を衝動買いしたりペットも増えていた。

そしてある日Aの母親が孫に会いにAの家に上がり絶句することとなる。

荒れ果てた家、悪臭、ペットのトイレに群がるおびただしい数の小バエ、

そしてその家の中で手でハエをよけながら保存状態が良くないであろう昼食をかばうようにして食べる孫。

Aの母親は孫を連れ自分の家に逃げるようにして帰った。(この時A本人は仕事)

この時の状態をAの母親は写真に撮りアガタに見せてくれた。

今でもこの画像はアガタの手元にあるが、とてもじゃないけれど見せられないくらいの状態だった。

ゴミ収集に出さず溜まったゴミの山、

冷蔵庫内で腐って変色した野菜たち、

洗面所に固まり過ぎている髪の毛やら謎の物体。

押し入れには原型をとどめていない真っ黒なスライムのようになったみかん、

言葉では言い表せないほど想像を絶する光景が広がっていた。

以前アガタが自分の子どもを連れて遊びに行った時も廊下にパンくず等が落ちており、布団の横にも食べ物のゴミなどが散乱していた。

それを見たうちの子は

「もうAのうちには行きたくない・・・」

と、子どもの口からも「行きたくない」と言わせてしまう程荒れてはいたが、それ以上だ。

さすがに何かがおかしいと気付いたAの母は病院に行くことを進めた。

(Aは幼少期からスポーツを何でもそつなくこなし、頭がよく勉強もすぐに理解できるタイプだった。ただ少し変わった子だなとAの母は思っていたそうだがネットが当たり前で無い時代だったので「発達障害」という言葉も知らなかった。)

そして病院に行ったAは「ADHD」と診断されることになる。

ADHDと診断されて

その後のAは薬を処方され

「頭が働くようになった!前より色んな事を考えられるようになった!」

と言っていた。

部屋は相変わらず荒れているけれど、腐った物は置いていない。

たとえ腐ったとしてもちゃんとゴミの日に捨てるようになった。

以前は全く掃除もしなかったAが多少は掃除もするようになったらしい。

いつもイライラしていたAだが子どもにも少し優しくなったと聞いている。

片付けは諦めるべきか

「あれ?私Aと同じかも?」と心当たりのある人はまず片付けよりも「病院」が最優先と思います。

Aのような深刻な状態ならば、いくら片付けを学んでも実行することが出来ないでしょうから。

(実際過去に悩んだAは断捨離の本を読んだそうですが、全く実行できなかったと言っていました)

そして自治体にもよりますがヘルパーの派遣等もあるそうです。

最初はある程度人の手を借り、薬を飲んで症状を改善し、片付けを学ぶ・・・

順を追って片付けを実行すれば可能にもなるのではないか?と思いますが、

アガタは医者でも当事者でも無いので確実な事は言えません。

 

頑張っても「片付けられない人もいる」という事実を目の当たりにした体験談でした。

 

※ご主人が発達障害の友人からも聞きましたが、発達障害は濃く出る場合とそうでない場合があるそうなのでADHDでも一概に「汚部屋になるほど片付けられない」とは限らないそうです。

 

 

それでは。

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